友人がトルコへの長期旅行中に知り合ったトルコ人の男性と数年前に結婚しました。結婚式はトルコで挙げました。友人に聞いたトルコの結婚式の様子はとても興味深いものでした。トルコはご存じの通りイスラム圏の国です。ただ、文化的にもヨーロッパに近く、イスラム圏の国の中では突出して日常生活におけるイスラム教の縛りの緩い国でもあります。他のイスラム国では厳密に禁止されているお酒も売られています。もっとも日本等非イスラム圏に比べると飲酒量はかなり少ない国です。そんなトルコのお国柄ですが、れっきとしたイスラム国であることは間違いないので、結婚式もモスクでイスラム教に則って行うのかと思われますが、友人に聞いた範囲では、式は宗教色の非常に薄いものであるようです。伝統的な儀式もありますが、イスラム教のそれというよりは、民間伝承的なものが主であるようです。まず気になったのが結婚式の装束ですが、女性はいわゆるウエディングドレス、男性はタキシードというのが、少なくとも彼女が式をあげた都市圏では一般的なようです。一つおもしろかったのが、花婿花嫁の二人で写真撮影をするのが慣例なのですが、その写真というのが、往年のハリウッド映画か、一昔前のメロドラマか少女マンガのようなドラマチックなポーズをとって撮影するのだそうです。友人はかなり気恥ずかしかったのですが、新郎にとっては当たり前のことであったそうです。気恥ずかしいというと、ヘアアレンジとメイクは美容院でしてもらうのですが、日本では考えられないほど派手なものであったそうです。実際の式はほぼパーティ形式で、トルコ料理をたくさん食べ、親族皆で踊りまくる和気藹々としたものであったそうです。あとやはりそういう席でも、基本的にお酒はでないのだそうです。
結婚式につきものの事の一つとして引き出物があります。結婚式を行う側としては何を選ぶか頭が痛く、出席する側としてはもらって嬉しかったり微妙であったりとなかなか複雑なものですね。今まで出席した結婚式でどういった引き出物があったのか思い出してみました。私が10代の頃いた地域は、保守的な風潮の強いところでした。我が家はもともとその土地の者ではなかったので、日常生活のなかで特に違和感を感じることはなかったのですが、冠婚葬祭等の場面では土地柄というものを強く感じました。高校時代の友人数人の結婚式に出席しましたが、どの結婚式の引き出物にも共通していたのは、「嵩が張る」ものであることですね。
私の父親は厳格というのを絵に描いたような人で、人前で涙を見せたことはほとんどありません。祖父母や親友が亡くなったときにも、ショックを受けている様子でしたが、涙をこぼす姿は見たことがありませんでした。父の持論では、よく人前で泣くのは、心が弱い証拠だそうで、父は、一生懸命に涙をこらえてきたのかもしれません。その父の涙を見ることになったのは、数年前に行われた私の兄弟姉妹ではじめて結婚する妹の結婚式の時でした。
結婚式は誰の結婚式に出席してもいいものですが、式は神道式が厳かでいいですね。誓のキスよりも三三九度のほうが見ている方は落ち着きます。参加する側も式に出ているという感じが神道式のほうが多く、ただ見ているだけにどうしてもなってしまう、教会の結婚式に比べて雰囲気が出てくるんですよね。手水の儀で神殿に入る際に手と口を浄めますが、教会の結婚式などもなにか儀式めいたものを参列者もすれば、もっと雰囲気が出てくるのにと重います。神道式の結婚式で、神殿に入場しますが、これが普段は入れない神殿に入るということで、神聖な儀式であるという感じを増すのでしょうね。
結婚式は、女性にとって一生に一度きりの晴れ舞台です。小さかった女の子が、大人になりとびきり綺麗なドレスに身を包めるんです。幼い頃からウエディングドレスに憧れていましたから、わたしも試着を何度と重ねました。結婚式の準備期間は、人それぞれでしょう。ちなみに、わたしは一年かけました。先輩たちでは、3ヶ月から半年で準備された方もいらっしゃるくらいです。
「結婚」とは籍を入れれば、とりあえず成立します。ですから、結婚式はしてもしなくても本人たちの自由意思、ということになってしまうのですが、やはり、両親が「お披露目もかねてきちんと式はあげてほしい」と望む方も多いですし、形はどうあれ、たいていの場合、結婚式を行いますよね。しかし、結婚式というのは、とかくお金がかかります。私の場合も、招待客80人ほどのそこそこのものだったにもかかわらず、式場に300万円ほど支払いました。ところで、結婚式を華やかに執り行いつつも、どこか節約できるところというのはないのでしょうか。